自然に従う

 

  ≪人は自分が意味づけした世界に生きている≫

 

そこで、老後の問題を「自分の問題」として考える必要がある。

 

・・自分の老いを素直に受け入れ、老いを「みじめなもの」という意味付けをしないことが大切。

 

 

・・老いは自然な姿。元気な若い姿を羨まず、謙虚に人の世話になり、いつも柔和で親切でありたい

 

 

 ≪人と人の関係はいつでも対等≫

 

 世話になっても上下関係ではないのだから、卑屈にな

 らず相手を信頼する気持ちは大切。

 

 「判りそうなもの」「してくれそうなもの」といった

 甘えは誤解のもと。

 人はことばで言わなければわかってくれない。

 上手に言葉で伝える力を失わないように。

 

 「自分はほかの人の期待を満たすために生きているのではない」(アドラー)

 


【立つ鳥跡を濁さず】

 

86歳の誕生日を沢山の花に囲まれて過ごせた。

良い人生だったと思う毎日だが、次の世界へまた一歩近づいているのも確実。

 

断捨離も最終段階に入る。

心を鬼にして、処分する覚悟が必要。

欲しい人があったら喜んで使って頂く気持ちで手放すこと。

 福祉施設などでは、資源を再利用したり、海外に援助物資として送ったりしているところがある。欲を出さずに使って頂こう。

 動けなくなったときには、介護に頼ることになるので、出来るだけ身軽にしておこう。

 自分がやるべき仕事を、忙しい子供達に押し付けないで済むよう頑張っておこう。

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あの世は、何も持っていけない世界なのだ!

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この世で手に入れたものは、≪すべて!!≫

・・何一つ持たずに・・誇りさえも捨てて旅立たなければならないのだ。

 

その厳しさに立ちすくんでしまいそう!。

でもそれが自然の決まりならば、従うしかない。

それが被造物の宿命なのだろうから。

 

晩年というのは、人間が立たされる最後の試練の時。

でも・・強くなくてもいい。

創造主にすべてをゆだねる従順さが必要なだけ。

この世につなぐ鎖を感謝しつつ外していくだけ。