純白の猫「ミー!」
美しい金目・銀目の猫。
我孫子へ転居してくる直前に、ベランダに迷い込んできた野良猫。
小さな体が蚤だらけだった。
子どもたちと育ちを共にして14年。
老齢になって、ほとんど食べることも歩くことも出来ない状態になっても自分の排泄の始末と毛づくろいはするという慎ましい性格は変わらなかった。
その朝は出勤する夫をみて、最後の力を振り絞るように玄関までやってきた。そして見事な姿勢で主人を見送った後、自分の寝場所に戻って最期を迎えた。
・・・動物にも強い意志があると思わせるような感動的な姿だった・・・
野生の動物たちは終わりの時を知っている。それはすべての生き物に備わった力。
動物たちは抗うことなく、粛々と ≪その時≫ に従う。
・・私もそのようにありたいと願う・・
自然のままに!!あるがままに!!
高齢者の最後の時を「あるがまま」に受け入れた場合、自然は安らぎのある静かな最後を用意してくれている。
食事を受け付けなくなった時、日本ではすぐに点滴や人工栄養の補給をと考えるが、この段階で自然は自分の中にある栄養分や水分を使い果たし、枯れるように自然に命を終えるようにプログラムされている。本人にとって多分一番自然で楽な形だと高須氏は言う。なまじ点滴などで補えば却って苦しみを増させることになるのだろう。
もしそのような最後を望むなら、リビングウイルとして家族や医療の担当者にきちんと伝えることがとても大切!!
自然の姿は、
どれも美しい!
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